投資信託は銀行や保険会社、証券会社の窓口でも購入することが出来ますし、現に投信の半数が銀行系(都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行等)から買われているわけですが、ネットの証券会社から購入するのが選べる投信も多く手数料も安いので一番賢い買い方です。
参考記事:投資信託を購入するなら銀行、証券会社、ネットのどれがおすすめか
ただ一点、ネット証券会社は口座開設の仕方を教えてくれる人がいないため、自分で手順を調べながら申し込みしなければなりません。
なので本ページではネットの通販さえもあまりやったことがないという人のためにネット証券会社の口座開設方法を解説します。
ちなみに今回サンプルとして紹介する証券会社は楽天証券ですが基本的にどのネット証券会社に関しても方法は同じです。
口座開設の大まかな手順としては、
- ネットで申し込み、会員登録を行う
- 申込書、免許証のコピー等必要書類をネット、または郵送で行う
- 口座開設完了
という流れです。ネット銀行の口座を開設したことがある人はそれとほぼ同じだと思ってもらって構いません。
まずはネットから申し込みをしよう
ネット証券口座の申し込みはまずインターネットの公式サイトから口座開設の申し込みを行います。
楽天証券は下のリンクから申し込みが可能です。
楽天証券の場合、楽天の共通アカウントを持っている場合ログインすることで名前や住所、生年月日等の入力を省略できます。
※下画像は申込書の記入画面。楽天アカウントがある場合始めから入力されているので確認のみでOK。アカウントを持っていない場合は名前、住所、電話番号、生年月日等を入力する必要があります。
申込書画面の下の方に楽天銀行口座のマネーブリッジを申し込みかどうかのチェック欄があります。
マネーブリッジとは楽天銀行と楽天証券の連携サービスです。
楽天銀行から入出金を行う場合入出金の手数料が無料になる等利便性が高いので楽天銀行の口座を利用する場合はチェック欄にチェックを入れましょう。
申込書の記入が完了したら申込を確定します。
これで第一段階の「ネットで申し込み、会員登録を行う」は完了です。
本人確認書類等を提出する
申込書に記入が出来たら次は本人確認を行います。
楽天証券の場合本人確認をウェブ上で行うか、郵送で行うか選択することが出来ます。
送付する本人確認書類は基本的に免許証があれば免許証のコピーでOKです。
それと現在証券会社の口座を開設する際必ずマイナンバーの提出が必要になっているのでマイナンバーカードのコピー(まだカードを取得していない場合マイナンバーの通知カードのコピーでもOK)を送付します。
楽天銀行に限らず投資用の口座を解説するのに必要なのはこの2点です。
ウェブ上で提出する場合
楽天証券の場合ウェブ上で本人確認書類を提出することが可能です。
ウェブ上で本人確認書類を提出する方法は免許証等本人確認書類をスマホやデジカメで撮影して画像をアップロードする形となっています。
ウェブ上で本人確認書類を提出するのに特に抵抗のない人はすぐに提出することが可能なので口座開設までの期間が早いのでオススメです。
郵送で手続きを行う場合
ウェブ上で提出するのに抵抗がある人ややり方がよく分からないという人は郵送で送ることも可能です。
郵送による手続きを選んだ場合、楽天証券から書類(説明資料や郵送用の封筒等)が一式届きます。
届く書類は説明資料等たくさんありますが必要なものは下記の5点。
- 総合取引口座申込書(ネット上でほぼ記入済みです)
- マイナンバー通知届出書(マイナンバーを記入)
- 本人確認書類(詳細は後述)
- 住民票取得代行の委任状(NISA口座を開設する場合住民票の提出が必要になります。代行サービスを利用する場合は委任状が必要です)
- 返送用の封筒
口座開設に必ず必要な書類は「総合取引口座申込書」と「マイナンバー通知届出書」、「本人確認書類」の3点です。
※下画像が総合取引口座申込書です。ネットでの申込時にほとんど記入しているほとんどの欄が予め記入されています。
総合取引口座申込書で記入するところは
1.特定口座について
2.NISA口座について
です。
特定口座、NISAについてはそれぞれ、
投資信託は最大600万円分まで非課税に出来るNISA口座がオススメ
をご参照ください。
よくわからずこれから初めて投資信託を購入するという場合は「源泉徴収ありの特定口座」、「NISA口座の申し込みをする」で問題ありません。
※下画像がマイナンバー通知届出書です。
マイナンバー通知届出書はマイナンバーの記載と下の欄に個人番号カード、または通知カードのコピーを貼り付けする必要があります。
更に個人番号カードの場合、表面に住所の記載がないので裏面のコピーの添付が必要になります。ご注意ください。
本人確認書類の提出
口座開設には必ず身分証明書(本人確認書類)が必要になります。
- 運転免許証(裏面も必ず)
- 健康保険証
- 個人番号カード(通知カードは不可)
- 住民票の写し
これ以外にもありますがだいたい一般的にこれらのいずれかになるでしょう。
運転免許証は住所変更がなくても必ず裏面のコピーも必要です。
NISA口座は住民票が必要
NISA口座を開設する場合は住民票の写し(コピー不可)が必ず必要です。住民票を取得する暇がない場合は楽天の取得代行サービスを利用しましょう。同封されている委任状を提出すれば代行することが出来ます。
2013年1月1日以降に転居がある人は戸籍の附票や住民票の除票等が必要な場合があります。同封されている注意書きを読んで確認してください。
まとめ
以上を同封されている封筒に入れてポストに投函(切手は不要)すれば数日で口座開設が完了します。
少し手間が掛かりますが投資用の口座は投資する際に必ず必要です。
今回楽天証券を例に解説しましたが手順としてはどの証券会社もだいたい同じです。
提出が必要な書類も同じなので他のネット証券会社でも上記手順で口座開設が出来ます。
是非ご参考ください。