投資信託(ファンド)を運用する会社は運用会社と呼ばれる資産運用を専門とする会社(○○投信、○○ファンド等という会社名の物が多い)ですが販売している会社は主に、

  • 銀行・保険会社
  • 店舗証券会社
  • ネット証券会社
  • 運用会社直販(実店舗・ネット販売)

 

の4種類に分かれます。

参考記事:図でわかる!投資信託の仕組みをわかりやすく解説

銀行はゆうちょ銀行、地方銀行を含め誰もが普段利用している銀行のことです。保険会社は資産運用という観点から担当者が投資信託を提案したりというケースが多いです。

店舗証券会社は投資をしない人はあまり馴染みがないかもしれませんが、都市部はもちろん地方でも中心街であればだいたいどこにでもあります。野村証券とかSMBC日興証券等の大手なら全国どこにでも支店があります。

ネット証券会社はそれら証券会社が提供しているオンライン取引タイプのものです。楽天証券やマネックス証券等ネット専門で実店舗を持たないネット証券会社ものもあります。

運用会社直販とは実際ファンドを運用する会社が直接販売しているものを指します。詳細は後述。

このうち現在投資信託を所有している多くの人は銀行や保険会社の窓口で購入しているわけですが、これから購入しようと検討していてこのページに辿り着いた人はあえて銀行や保険会社の窓口で購入する必要はありません

いや、むしろこの中で一番買ってはいけない販売窓口は銀行や保険会社であると言えます。

企んでいる受付

本ページでは投資信託を購入する窓口の特徴とおすすめ出来る購入窓口を紹介します。




4つの販売会社の特徴

上記4つの販売会社のそれぞれの特徴をまとめると下記の通りとなります。

先述した通り銀行や保険会社、証券会社の窓口で購入するメリットはほとんどないと考えます。

銀行・保険会社店舗型証券会社ネット証券会社運用会社直販
メリットは特になし
投資信託を知るきっかけになるくらい。
販売手数料が高い。
メリットは特になし
銀行に比べれば購入できるファンドが豊富。
販売手数料は高め。
ネットで気軽に買える。
手数料が安い。
選べるファンドの種類が多い。
購入するファンドを自分で判断する必要がある。
ネットで気軽に買える。
手数料が安い。
購入手数料は無料の所がほとんど。
選べるファンドが少ない。

銀行等の窓口で投資信託を買ってはいけない

投資信託の入門本などでは銀行や証券会社の窓口は相談に「乗ってくれる」や「説明をしてくれる」というメリットが書かれていたりしますが、窓口でオススメされるファンドに良いものはほぼないと思っていた方が良いです。

というのも銀行等の窓口で担当者がオススメしてくるものは全て銀行や証券会社が儲けるための投資信託(ファンド)だからです。

投資信託は購入する私達から見れば投資先の一種ですが、銀行や証券会社、金融会社からすれば金融を扱った商品にすぎません。金融会社は個人や会社にお金を貸して利息を得たり、投資信託を売ってその手数料によって利益を得ています。

そのため銀行側にとって投資信託を買ってくれる人は顧客でしかなく、自分達が最も儲かるファンドを進めてくるのが投資信託業界の現状です。

銀行預金の場合元本が保証されているので預けて減るなんてことはありませんが投資信託の場合必ず「元本保証はありません」と明記されているため、いくらお金が減ろうが販売会社に責任を追及することは出来ません。

そのため銀行や保険会社、証券会社の窓口で購入するメリットはほとんどありません。

あるとすれば銀行や保険会社から提案されて投資信託をしようと思うきっかけを作ってくれることくらい。投信をすでに知っていて、されこれから始めようと思っている人には何は何のメリットもありません。

手数料もネットで購入するより高い場合がほとんどです。

投信はネットで購入するのが基本

こちらうけつけ

インターネットが普及した現在、投資信託も株取引と同じようにネットで簡単に購入することが出来るようになっています。

銀行や証券会社ではその店舗で取り扱っている一部のファンドしか購入できませんがネットからなら一般公開されているほぼ全ての投資信託を購入することが可能です。

そしてそれらの投資信託を条件で絞込みができ、自分が投資したいファンドを見つけることも可能です。例えば最大手であるSBI証券では下記画像のように投資種別、地域別等で絞り込むことができ、買いたいファンドをいつでも(ファンドによってはいつでも買えないものもあります)購入することが出来ます。

SBI証券

ネット証券会社はどこがオススメ?

ネット証券会社で最も利用者が多く、取り扱っている商材が多いのはSBI証券です。次いで楽天証券です。

なのでこの2社のどちらかを登録しておけば投資信託に限ってはよほど販売経路が限定的なファンドでない限り買えないものはないでしょう。

また、手数料に関してもこの2社より安くなるケースはほとんどないので安心して取引が出来ます。

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楽天証券の投資信託

ありすぎてどれを選べば良いのか分からない・・・

現在日本国内で販売されている投資信託は実に5千種類以上と言われています。

銀行の窓口では数種類の中からでしか選ぶことは出来ませんがネットだと一つの証券会社だけでも数百種類の中から選ばないといけませんから大変です。

しかしこのファンド選びを他人(銀行や証券会社の担当者)に任せると必ずと言って良いほど失敗します

何故なら国内で売られている投資信託の大半が失敗案件ばかりだからです。

実際にインターネット上では投資信託で大損をしたという声で溢れています。

関連記事:投資信託で大きく損失を出して失敗してしまう人の特徴

何故失敗するのかというと自分で考えて良いファンドを選ばないからなんですよね。

投資信託を運用している会社、販売している会社はみんなから集めたお金を基に運用して手数料で儲けているわけですから極論を言ってしまえばそのファンドが成功しようが失敗しようが自分の懐は痛くもかゆくもありません。

もちろんたくさん儲けた方が運用会社も儲かるので利益を出そうと努めるわけですが、実際長期的に資産を増やしているファンドはごくわずかです。

なので失敗したくなければ投資信託選びはどういうファンドが良いかをしっかり勉強して自分で信頼出来そうな情報を集めて自分で決める必要があります。

運用会社直販のファンドはどうか

投資信託の購入窓口には運用会社が直接販売するものもあります。

例えばありがとう投信のありがとうファンドやユニオン投信のユニオンファンド、さわかみ投信のさわかみファンド、セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド等がそれにあたります。

カテゴリ:直販型投資信託を見る

これら直販のファンドの特徴は自社が運用するファンドのみしか取り扱わず、逆に他社が運用するファンドも販売していません。

そのため直販型の投資信託は独立型とも呼ばれたりします。

直販型の投資信託は銀行や証券会社に手数料を支払う必要がないので購入手数料が掛からない(ノーロードと呼ばれる)ものが多く、また運用に掛かる手数料も比較的安いものが多いです。

独立型ファンドは優秀?

一般的に銀行や保険会社、証券会社等で販売されている投資信託はそれらの系列会社が運用しているものがほとんどです。

例えばSBI証券で現在ランキング1位の『ファンド、ニッセイ日経225インデックスファンド』を運用しているのは文字通り日本生命の子会社で、2位の『楽天日本株4.3倍ブル』は銀行もある楽天、3位の『SBI 日本株3.7ブル』はもちろんSBI証券の子会社が運用しています。

これらのファンドは系列系とも呼ばれていて、系列系のファンドは出資する母体が大きいため元々の資本が大きく、また銀行や保険会社、証券会社で拡販されるため資金が集まりやすいです。

一方でありがとう投信を始めとする独立系のファンドは銀行や証券会社と提携をしていないため、自社の運用で資産を増やすしかありません。

そのため独立系ファンドで長期的に運用されているものは運用によって着実に資産を伸ばしているものが多いのが特徴です。

とは言っても独立系の投資信託は先駆けとなったさわかみ投信で1999年、それ以外は2000年代以降と比較的新しいため、まだまだ安定的とは呼べないものも多いのが現状です。

銀行、証券会社系列系のファンドと独立系ファンドのどちらが良いかとは一概には言えず、そのファンドの運用方針や自分の求める資産運用方針によって変わってきます。

まとめ

ひょうし

大事なことなので何度も書きますが銀行や保険会社、証券会社がオススメしている投資信託は基本的に「買ってはいけない投資信託」です。

現在ありとあらゆる業界で「お客様にとって良い商品を販売することが自分の利益に繋がる」というwin-winの考え方が拡まりつつありますが、投資信託を始めとする金融商品業界はまだそのレベルまで達していません。

日本は投資をする人がまだまだ少なくちゃんと勉強する人はもっと少ないので、言葉は悪いですがいくらでも客を騙して売り付けることが出来ます。

自分でネットで選ぶのは少しハードルが高いかもしれませんが、着実に資産を伸ばしたければ自分で判断して本当に良いファンドに投資しましょう。