投資信託はファンドとも呼ばれたりしますが、実は投資信託とファンドは意味合いが結構変わって来たりします。

イメージとしてはファンドという大きなカテゴリの中に投資信託があり、投資信託=ファンドは必ず成り立ちますがファンド=投資信託は成り立たず、投資信託ではないファンドはたくさんあります。

例えば私募(取引相手を選ぶ募集形態、公募の反意語)型のヘッジファンドや未上場企業に投資するベンチャーファンド(ベンチャーキャピタル)等はファンドではありますが投資信託ではありません。

投資信託の定義

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日本で販売されている投資信託の定義は日本の「投資信託及び投資法人に関する法律」に基づき主務官庁の監督を受けて運用されている金融商品となっています。

この法律は例えば投資信託は認可された金融機関でしか運用してはならないとか、販売してはいけないとか、投資信託を新設するときは届出を出さなければならない等、販売者(金融機関)側が守らなければならないルールがたくさんあります。

また、投資信託の販売、勧誘行為についても取り決めがされていて、同時に購入者(投資家)側を守るための法律でもあります。

参考:いわゆるファンド形態での販売・勧誘等業務について

これらルールに則った金融商品が投資信託として販売されています。




投資信託は比較的安全?

企んでいる受付

「投資信託及び投資法人に関する法律」に則って運用されるため投資信託は比較的安全です。

と銀行等では説明されることが多いです。

が、実際は正しい販売活動されてさえいないのが現状です。

「預金感覚で始められる」←元本割れリスクもあるのに

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「分配金という利息がある」←分配金は利息と違って必ず入るものではない

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「ローリスクローリターンです」←と言いつつアクティブ型のハイリスク投信を進める

積極消極

といった営業が日常的に行われています。

投資信託は確かに細かいルールが決まっていて、株やFXのように資産を一夜にしてなくしてしまうようなことはまずあり得ませんが、やはり元本を割ってしまう投資には変わりないので購入する時は最低限の知識をつけてから購入することをお勧めします。